再び島へ向けて出発したのはいいが、何しろこの船員たちは死刑囚の集まり。怪物退治に行く代わりに死刑を免れたのだが、案の定船で反乱を起こして乗っ取ってしまう。
しかしここはなんとしても島に帰りたいソクラの機転で窮地を脱し、船を取り戻したシンドバッドはソクラ考案の大弓を囚人たちに運ばせて島へ上陸する。

巨大鳥の巣へ皆を案内するソクラ。二手に分かれて進む。シンドバッドは部下と、ソクラは囚人たちと一緒に行動する。しばらくして、シンドバッドは籠の中に吊された人骨を発見する。すぐ近くにはとげのついたこん棒のような武器が置いてある。どうやらサイクロプスが近くにいるらしい。こん棒と人間の対比だけでサイクロプスの恐ろしさを強調する。こういったサスペンス性が高い演出は特撮ファンにはワクワクもの。

しかし、これ全部自分で作ったのか・・・怪物とは思えない知性だし、見かけによらず手先も器用だ。

辺りを捜索すると、ある建造物の中に宝物の山を発見。海賊根性丸出しで喜ぶ部下たち。サイクロプスが光り物好きということがここで判明する。しかしこんなの集めてどうするのか。
喜んだのもつかの間、そこにサイクロプスが現れ、全員つまみ出され、籠の中に閉じこめられてしまう。一人は棒にくくられバーベキューに。

サイクロプスはきちんと椅子に座ってバーベキュー。あはははは、これは面白い。くるくる回してちゃんと焼き加減を確認している様子。行儀いいなぁ。

ハリーハウゼンのモンスターを見ていてよく感じる事なのですが、あまり怖くない、というか、表現が難しいのですけど・・・気持ち悪くないし、少なくともグロではないと思う。どこか愛嬌があり、むしろ可愛く思えるものもあるほど。これはハリーハウゼンの作ったモンスターのほとんどに当てはまる。同じように感じている人もはいるのでは。
例えば、某玩具メーカーが作ったサイクロプスのフィギアがあるとします。それはたしかにサイクロプスなのだが、ちょっとした造形の違いだけで本当に怖い、というか気持ち悪かったりする。
ただ怖いだけではなく、何故か不思議と愛着を感じるその造形も、ハリーハウゼンが作るモンスターの人気の秘密の一つだと思うのですが、どうでしょうか。

悲鳴を聞きつけて現れたソクラに助けを求めるが、ソクラは助けずにランプを探しに宝のある建物へ行ってしまう。どうやら見殺しにするつもりらしい。皆を助けたほうが仲間になれるし、ランプも取り返して、一件落着のはずだが・・・

一瞬画面に映るサイクロプスは、焼き加減を調節中、わははは。

ソクラに裏切られたシンドバッドは懐から小人になったお姫様を取り出し、籠の留め金をはずしてもらう。ソクラはランプを見つけだし、シンドバッドたちも籠から脱出するが、それに気がついたサイクロプスに襲われることに。またしてもランプを落とすソクラ。

食事を邪魔されたサイクロプスは大暴れ。怪物丸出しの暴れっぷりはド迫力で、さっきまで料理していたヤツとはおもえない。このすきにまったく焼けてないバーベキューを救出。シンドバッドはバーベキューの火でサイクロプスの目を焼き、目が見えなくなったサイクロプスを崖に誘導。落下させて何とか退治することに成功する。怪物退治ではお馴染みの「高い所から落とそう」作戦だ。
「まだ危険だ、サイクロプスは他にもいる。わたしにランプを返してくれ。」というソクラにシンドバッドは、
「信用できん。これにどんな力があろうとまだお前には渡さない。」
確かにその通り。